五輪が始まりましたね。
特に感情移入している競技はなく、この季節、感情と言えばやはり甲子園に奪われてしまいます。
バレーボールは選手経験があるだけに関心が高まっても不思議は無いのですが、昨今のバレーボールがあまりにマスメディアを意識し過ぎたスポーツに変貌してしまったことに、心のどこかでコダワリがあるのでしょうね。
自分のその後の道まで決めてしまった、ミュンヘンオリンピック男子バレーの様な感動を求めるのは筋違いかもしれないけど。
放映時間に試合が収まるように考えられたラリーポイント制が、東洋の魔女に遡る日本バレーの真骨頂である「拾ってナンボ」の醍醐味を奪い去ってしまった世界的な流れは別にしても、バレーボール選手をあそこまでタレント化し、神聖な国際試合までスポンサーの提灯持ちのイベントにしてしまった、テレビ局リードのバレー界に「シラケ」てしまうんです。
シューズが床を擦る音、ボールを打つ音、体に当たる音、ホイッスル、選手同士の掛声・・・
そんな中で淡々と試合が進む、アマチュアの最高峰を決定するイベント。
五輪を観ていると、その静かさと厳かさを再認識するんです。
古いですかねぇ・・・。
空気の入った棒みたいなのをパンパン打ちつけて、ジャニーズが応援の音頭をとるという、ショー化された日本バレーボールは、いつかしっぺ返しに逢うような気がしてならないんだけど。
「降る雪や、明治は遠くなりにけり」 か・・・
後期中年者の愚痴かも。
2008-08-11
バレーボール・・・静かに・・・
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